公益社団法人 全国被害者支援ネットワーク
- https://www.nnvs.org/
- 東京都文京区本郷2-14-10 東京外国語大学本郷サテライト6F
「事件や事故(犯罪)の被害に遭うかもしれない」そう思いながら日常生活を送っている人は少ないと思います。事件や事故の報道を見て、「自分も犯罪被害に遭うかもしれないから気をつけよう」とか、「犯罪被害に遭ったらどうすればいいんだろう」と考えたり、感じたりする人も多くはないでしょう。犯罪被害に遭う可能性は誰にでもあります。自分だけでなく、家族や友だちなど、身近な人が被害に遭うかもしれません。犯罪の被害に遭うと、被害者は心と身体に様々な影響が出て、自分でコントロールすることが難しくなることがあります。大切な人を犯罪被害により亡くされた方は「自分がかわりになれればよかった」「自分のせいで被害に遭ったのでは」と自身を責めてしまう人が少なくありません。また、両親や保護者が被害に遭って、働けなくなる、休職するなどで給与が減ってしまうと、生活全体に影響が及びます。私たちは、被害者の方(被害者ご本人、ご家族、ご遺族、ごきょうだい等)に様々な支援を無料で提供することと、マスコミや周囲からの根拠のない噂や心ない言葉による二次的な被害を防止するための社会啓発活動に取り組んでいます。
被害者は一人ひとり違うから、支援も世界にひとつひとつ
被害者の方が「負担なく」その人に合った支援を受けるために、私たちは以下のような支援を無料で提供しています。
- 電話相談
- 困っていること、悩んでいることをお聞きし、アドバイスや情報提供、関係機関につなぎます。
- 面接相談
- 相談員が直接お会いしてお話を伺います。
- カウンセリングの提供
- 心理専門職による心理的支援を提供しています。
- 法律相談
- 弁護士を探す、法律関係の困り事をサポートします。
- 付添い支援
- 警察、検察、裁判所、病院、公的期間の窓口、弁護士相談等に付添います。
- 日常生活支援
- 買い物代行や、家事のお手伝いをします。
みなさまのご支援で、例えば以下のような支援活動を被害者等の方に無料で提供することができます。
50,000円あればできること
事件や事故の被害に遭って、落ち込む、動悸がする、眠れない、イライラする、外出できない、仕事に行けない、とにかくだるい等の心理的な影響が日常生活に出ている方に対し、心理専門職による心理的支援(カウンセリング)を提供することができます。
200,000円あればできること
事件や事故の被害に遭うと、警察や検察、裁判所等から呼び出しがあったり、弁護士との打ち合わせをしたりと、色々なことに対応しなければいけません。被害者支援センターの専門スタッフが被害者の方の希望に応じて様々な場所に同行し、複雑な手続のお手伝いなどの付添い支援ができます。
300,000円あればできること
事件や事故の被害に遭われた方、ご家族、ご遺族等をお手伝いする専門スタッフ(犯罪被害相談員、直接支援員、申請補助員等)のスキルアップを図る研修を実施することができます。研修によって質の向上を図ることで、被害者の方が安心して質の高い支援を受けることができます。